5GHz帯は
ISMバンドとは異なる周波数帯で、
この周波数帯を使っている機器はまだ少ないため、
他の機器の干渉を受けにくく、
安定した通信がしやすくなっています。
チャンネルの数も最大で19チャンネルあり、
おのおののチャンネルで重なり合ってる部分がないため、
その面でも通信の安定性は高くなっています。
しかし、
5GHz帯も万能ではありません。
wifiによる通信以外に
この周波数帯域をつかっているものに、
気象レーダーや航空機のレーダーがあり、
これらのレーダーに影響を与えないようにするため、
5GHz帯を使用するwifi機器には、
気象レーダーの干渉波を検出した場合、
他のチャンネルへ変更するDFSという機能と、
干渉を回避するために無線の出力を低減させるTCPという機能の搭載が法律で義務づけられています。
また、
他にも法律上の制限があり、
チャンネルを切り替えた後、
再び干渉がないか1分間調べる、
レーダー波を検出した場合
チャンネル変更と同時に一定時間アクセスできなくなるなどの制限があり、
屋外での使用が禁止されている
W52、W53というタイプもあります。
そのため、
屋外での使用が禁止されているタイプを窓辺に置くことは控えねばならず、
空港の近くなどでは、
2.4GHz帯以上に通信が安定しないこともあります。
空港の近くでなくとも
気象レーダーは日本中を覆っているため、
突然ルーターとの接続が一定時間切れてしまう可能性は
どこでもあります。
遮る※物の透過性も2.4GHZ帯のものに比べると低く、
壁を多く隔てると通信が安定しなくなります。
屋外使用禁止の件もあわせると、
タイプによっては、
かなり設置場所が制限されてしまいます。
とはいえ、
特定の条件を除けば、
2.4GHz帯のものより
5GHz帯のもののほうが
早く安定した通信ができることには違いありません。
*======*======*======*======*
みんなのwifi
公式HPはこちら
*======*======*======*======*